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暖かさと寒さの違い

みなさん、こんにちは。

RENGEの工藤です。

 

すっかり冬の寒さとなり着る服に悩む毎日です。

最近は、日中の気温も10℃を下回ることも増えてきて

暖房が恋しい毎日です。省エネだというのに(^^;

 

 

さて、

 

「暖かさ」と「寒さ」

 

違いなんてハッキリしてて、言うまでもないのですが、

でもどちらとも自分に向かってくるイメージをお持ちではありませんか?

 

例えば、

ストーブや火に近づいたとき離れていても暖かさを感じますよね。

 

また、

冬に窓際に近づくと寒さを感じる(冷気が伝わってくる)という時も。

 

両者とも、暖かさや寒さ(冷たさ)が自分に向かってくるような

気がしませんか?

 

 

実は、家の中の暖かさや涼しさの環境(温熱環境)を考える上で

わかりづらくしているであろうことが、これなんです。

 

例えば、家の断熱を高めると冷たいのが入ってこなくなるとか。

寒い時に厚着をするように、家も冬になったら断熱材の厚着が必要。

じゃあ夏はどうするの?とか。

 

もう、ややこしい。

 

とにかく、断熱した方が良いらしいから、言われるがままに断熱性を

高くしちゃうなんてことも。

 

いろんなことがごちゃごちゃだとどんどん難しくなっちゃいますよね。

 

 

ということで、

 

 

 

正しくは、熱(温度)は高いところから低い所へ移動します。

水の流れと一緒ですね。

 

だから、

 

最初に言っていた

ストーブや火に近づいたとき離れていても暖かさを感じる=正解

 

冬に窓際に近づくと寒さを感じる(冷気が伝わってくる)=不正解

 

となります。

もちろん、感覚としては間違ってないのですが、

実際に起こっていることとしては、言い方が間違っていて、

 

正しくは、

 

冬に窓際に近づくと体温(自分が持っている熱)が奪われる

 

が正解となります。

 

つまり、体温を奪われると寒いと感じるわけですね。

だから、冬になると気温が下がって体温を奪われてしまうので

服を厚着してそれを防ぐんです。

 

 

では、家の中ではどうかというと

 

 

家の中の熱(体温、家電の熱、暖房の熱など)は、断熱性が低いと

家の中の温度を上げる一方で、どんどん外へ移動していってしまいます。

暖房を増やせばそれなりには室温も上がりますが、暑い場所と寒い場所が

出来てしまい、不快な環境となってしまいます。

 

だから、断熱性を高めて、外へ逃げていく熱を少なくするんです。

 

 

では、夏はどうかというと

 

外気温が高い季節ですから、断熱性を高めることは、外の高い熱を

室内に入れないことにつながります。

 

 

つまり、断熱性を高めると

冬は、少ない暖房で、夏は少ない冷房で室温を維持でき

快適な室内環境をつくることが出来るわけです。

 

だから、建物全体を冷暖房出来るんです。