「桜花のいえ」
お花屋さんを営む施主ご家族の家とご両親の家を隣り合わせで建てるというご相談。
2つの区画の日当たりの良いほうはご両親に譲って、3階建ての建物に隠れた小さな敷地に住まいを計画しました。幸いなことに、敷地の西側の一部が建物の陰から少し顔を出しており、南からの日当たりが得られるため積極的に利用することを考えました。
そこで、南西の角に光の筒となる吹抜けを計画し、各階の部屋はその場所から光を得ることに。窓を取り付ける場所や大きさを光の筒が中心となるように計画したことで、自ずと開放的な雰囲気は保ちつつプライベート感が高まる結果となりました。
準防火地域の敷地に計画した木造3階建て住宅。防火上の制限により様々な法的対処が求められましたが、3階に設けたバルコニーからの景色は見慣れた街並みも一味違う素敵なものにしてくれました。
5人家族が暮らす住宅です。
家族構成:夫婦+子供3人
構造:木造軸組構法
規模:3階建て
建築面積:53.81㎡
延床面積:135.78㎡
意匠設計:建築設計事務所RENGE 工藤健志
施工 :水上木材工業有限会社 水上 淳
屋根 :ガルバリウム鋼板縦はぜ葺き
外壁 :STO外断熱塗り壁工法
開口部 :樹脂アルミ複合サッシ/ペア網入りガラス
内壁 :クロス貼り
天井 :杉無垢板張り
床 :杉無垢フローリング
室内ドア :シナベニヤフラッシュ
玄関ドア:アルミ断熱ドア