こんにちは。RENGEの工藤です。
「そろそろマイホームを建てたいな」と思ったとき、皆さんならまずはどこに行きますか?
多くの方は、総合住宅展示場へ足を運んでハウスメーカーのモデルハウスを見学したり、雑誌やSNSを参考にして地元の工務店さんの見学会に参加したりするのではないでしょうか。
実は、家づくりの依頼先には大きく分けて
「ハウスメーカー」「建設会社or工務店」、そして私たちのような「設計事務所」
という3つの選択肢があります。
「どれも家を建ててくれるところでしょ?」
「設計士さんはどこにでもいるよね?」
そう思われるのも無理はありません。
しかし、その“立ち位置”や“役割”には、実は大きな違いがあるのです。
今回は、少し敷居が高く感じられがちな「設計事務所という存在」について、私が大切にしている考えと、裏側での具体的な仕事内容を交えながら、数回に分けてわかりやすく書いてみたいと思います。
1. 「つくる人」と「考える人」を分けるということ
ハウスメーカーや工務店の多くは、「設計と施工(工事)がセット」になっています。
言い換えると、自社の人材でそれらを賄っているとも言えます。
窓口がひとつでスムーズというメリットがある反面、どうしても「自社の標準仕様」や「施工のしやすさ」という枠組みの中で間取りやデザインが決まっていくことが少なくありません。
また、社員の人柄や技量にゆだねるため、同じ会社だとしても担当者次第なところもあるようですね。
一方で、設計事務所の仕事は「設計と監理(工事のチェック)」に特化しています。
私たちは工事をしません。
だからこそ、完全に「施主様(あなた)の味方」という独立した立場で、本当に必要な空間や性能をゼロから追求できるのです。
【例えるなら…】
ハウスメーカーや工務店が「お好みのメニューを選べるファミリーレストラン」だとしたら、設計事務所は「あなたのために今日のメニューを一から考える出張シェフ」のような関係かもしれません。
どんな場面で食べる料理なのか、料理や食材の好みはどんなものかなど
ご家族のために考えて提案する存在ではないかなと思います。
つづく
建築設計事務所RENGE
